本の家

●設計事例の所在地: 
神奈川県逗子市
●面積(坪): 
28坪
●建物の種類(大分類): 
住宅関連
●メインの画像: 
●メイン画像の説明文: 

大量の書籍の保管場所としてワンルームマンションを借りていた建て主様。
すべての蔵書を収納することが第一の希望でした。そして完成したのが「本の家」です。

建てる前に依頼者が悩んでいた事・ご希望: 

大量の書籍、ひどいカビ、底冷えの寒さ

依頼者があなたに依頼した決め手: 

住環境性能とデザインを融合させる設計理念と通気性能を重視する設計方針でした。

●建物の紹介文(依頼者のお悩み・ご希望を叶えるために工夫した点・採用した建材など): 

冬暖かく、夏は風通しのよい、カビのない家。
東側にある山により冬季の日射が遮られ、午後1時まで1階に光が入らない立地でした。
そこで2階中央に南面する大きな日射取得窓を設けました。両サイドの壁方向と中央の角度が違うのはそのためです。
2階日射取得窓から入った光を半透明床と通して1階まで導きました。さらに2階に溜まった暖気をファンで1階に下すシステムも取り入れています。

依頼者の声: 

50m2もの本棚は書籍を保存するに十分でした。また本以外にも写真関係の道具を保存する場所もしっかり作りました。とても満足しているとのことでした。

その他の画像: 

南側の杉板外壁とその他3面の白ガルバリウム外壁。
周囲の自然環境との調和、外壁のメンテナンス性から選定した素材です。

南面日射取得窓の室内側は物干し場所です。
床は半透明アクリル板として1階に光を導きました。

半透明床の下の1階玄関ホール
右側は居間スペースです

居間から玄関ホール、その奥のキッチン方向を撮影

居間の作りつけベンチは収納場所にもなります

2階寝室の作りつけベッド。長物の収納場所。

階段一面の本棚

床板を引き出すことで階段上部の棚にも本を収納できます

外構

奥様の趣味である畑仕事用の倉庫と屋外シンクです。
とても重宝しているそうです。

設計者

ユーザー 感共ラボの森 森健一郎 の写真
オフライン
Last seen: 2ヶ月 2週 前
登録日: 2012-07-24 10:26